縄文から未来へ音の道

土笛

土笛は縄文時代中期から出土例がある。楽器である確証はないが、シャーマニズム的な目的と考えられる。一方、箆(へら)状木製品は弥生時代の琴との類似から、弦楽器である可能性が想像される。古墳時代には、銅鐸、口琴、鈴、太鼓、琴などの一部が埴輪などに表現されており、太古の風を感じる。

雅楽

大陸舞曲は五世紀中頃から流入。飛鳥時代には既にあり、奈良時代から平安初期まで続く。雅楽は仏教や声明(しょうみょう)とともに律令国家の荘厳具としての役割を果たした。

琵琶

西アジア起源のものが中国経由で七、ハ世紀頃日本に伝えられた。雅楽の弦楽器として用いられ、仏教の流れの中、九州地方を中心に盲憎琵琶としても用いらた。後に筑前、平家薩摩琵琶が生まれ、明治時代に入り現代邦楽の新たな基盤が築かれる。

奈良時代、雅楽とともに伝来したものを祖型として発展、その後江戸時代に数々の名曲が生まれる。琴と筝は楽器的には異なるが、筝(そう)の字を当ててコトと読む。十三絃が主だが、大正時代には低音の十七絃が考案される。(和琴は日本古来の国風歌舞に用いられる六絃琴である。)

雅楽に用いた壱鼓が小鼓の祖という説があり、能、狂言を始め、歌舞伎囃子や民俗芸能に使われる。

尺八

日本と古代中国の気鳴楽器。奈良時代に雅楽の楽器として唐より伝来するが、平安末期に一時姿を消し、江戸時代に最初の流派”琴古流”が生まれる。

三絃

1558~69年に中国から沖縄に三線(さんしん)として伝わる。その後大阪に入り、琵琶の奏法の影響を受けて日本の風土のもとで独自の三味線楽器となる。時代が下がって越後の讐女(ごぜ)歌の三味線が津軽にもたらされる。(”さわり”とは、?の糸の振動に特色ある倍音を強調させる工夫である。)

太鼓

歴史は古く、古事記にも登場している。多様な形の太鼓が大陸から伝わったと考えられる。雅楽、能、歌舞伎、民俗芸能など様々に使われ、今日では種々の太鼓を組み合わせて合奏する形が神楽や祭囃子から分化して全国的に盛んになっている。

シンセサイザー

歴史は以外と古く、1906年パイプオルガンの代用としての電子オルガンから始まり、1955年にはシンセサイザーの元祖が生まれた。その後様々なシンセサイザーが考案され現在のメディアに必要不可欠。